〒192-0904 東京都八王子市子安町4丁目12番10号 ミリオニアビル3階
(JR八王子駅南口から徒歩4分 駐車場無)
※赤レンガ風のビル正面左脇より入った奥の階段からお入り下さい。
受付時間
夫は転職を繰り返し,収入がなかなか安定していないので,家計は依頼人の収入によるところが大きかった。
こういうわけでこちらに支払っていただく費用の積み立てもなかなかできず,2年も経過した後にようやく支払いが完了し,申立てをする段階まで至った。
支払い不能なのは明らかだったが,勤め先がしっかりした会社で退職金制度もあり,依頼人はすでに20年以上勤めていたから,退職金の見込額の証明書を会社から取ってもらったところ,退職金見込額を8で割っても20万円は優に越えてしまっている。
管財事件になる案件であり,30万円もの管財人への費用(引き継ぎ予納金)を用意しなければならないが,管財人に支払う費用を調達することができない。
同居している夫や姑からの援助は当然無理で,実家に何度か頼み込んでみてもやはり援助は難しいとのことだった。
仕方なく,申立てを一旦あきらめ,本人の自力で少しづつでもいいから引継ぎ予納金をためてもらうようにした。
生活費の比重は彼女の稼ぎにかかっており,生活費以外に回す金銭などほとんどない。
実際こちらに支払ってもらう報酬の支払にも苦労していたわけだから,当然,引継ぎ予納金を貯めることもなかなかままならない。
結局,30万円の引継ぎ予納金を貯めるのに3年以上もかかり,そこでようやく申立。
当然管財事件になったが,そこで自由財産拡張の申立書(依頼人が所有している財産である退職金見込み額の8分の1とわずかばかりの預金債権は,破産によって処分されることなく,依頼人の手元に残させてくださいという裁判所に対する申立書)を提出し,無事に免責許可決定を得ることができた。
本人も全く意識していない,しかもバーチャルな財産ともいえる退職金見込額があだとなって,手続きが完了するまでかなりの期間を要してしまったが,彼女の頑張りもあって何とか免責までたどり着けた。
住宅ローンの残債は約2000万円,その他,消費者金融に700万ほどの借金がある。
多少の無理をして住宅ローンを組んだのと,生活費のために,住宅ローンのほかに消費者金融への借金も膨らんでしまった。
債務額が住宅ローンも含めてかなり多いので,一度はローンで購入した住宅を含めすべて清算して破産をしてみてはと促したが,住宅は家族のためにも絶対に残したいとのこと。
そこで,住宅ローンについては今まで通り支払い,それ以外の債務については債務を圧縮したうえでの3年ないし5年での分割弁済で支払う住宅ローン特則付きの個人再生でやってみようかということになった。
ところが,一つ問題があって,相続によって住宅以外に不動産をいくつか持っていた。
ただ,本当に価値のある不動産は一つだけで,住宅以外の不動産の価額の総額で約200万円くらいにとどまった。
清算価値,つまり,今ある財産分は,個人再生であっても支払わなければならないと説明したが,それでも分割払いで何とかすると答えられたので,住宅ローン特則付きの個人再生の申立をした。
清算価値がかなりあるため,債務の減縮も当然5分の1とはゆかず,半分弱くらいにとどまってしまったが,それでも,5年間の分割であれば履行は可能であることを申立書で示し,何とか個人再生の認可は下りた。
なお,この案件は,地方都市の管轄裁判所であったため再生委員の選任はなされずに済み,その費用(20万円内外)を節約できたので,依頼人はものすごく助かったと喜んでおられた。
cさんは結婚前に借りていた債務について,弁済ができなかった時期があり,それから何年も放置していた後,ある日突然,訴訟を提起されてしまい,裁判の期日が迫っているのでどうにかしてほしいとの依頼があった。
初回期日の直前であったため,相手方に受任通知を送るとともに,相手方からの訴状に付されていた取引計算書では,最後の弁済から5年以上優に経過していたため,消滅時効が成立しており時効を援用する旨の答弁書を作成提出し,被告代理人として初回期日に出廷したが,原告,つまり,債権者側は時効の中断事由があるかどうかの事実確認をしたいとのことで,とりあえず期日は続行された。
その後,第2回期日前に,原告側から訴えの取下があり,一応,念のため,内容証明郵便でも,消滅時効を援用して無事に債務を消滅させた。
dさんは,勤務態度が極めてまじめな建設会社にお勤めの方。過去の国民健康保険料,税金などを滞納し,給料の差し押さえを受けようとするところまで追い込まれていた。
また2社ほど消費者金融に債務が残っており,その支払いも滞りがちだった。
そこで,せめて消費者金融による債務だけでも整理して,今よりその支払が楽にならないかとの相談を受けた。
早速,甲社と乙社に受任通知を出し,取引履歴の到着を待ったところ,甲社に対して120万円ほどの過払金が出て,過払金で残りの乙社に対する債務も全部支払った。報酬,実費,乙社への支払いを差し引いても数十万円単位の過払金をご本人に返還することができ,それを生活費と滞納税金の一部に充て,今は残った滞納税金を毎月分割で返済しているところまで生活改善ができています。
お電話でのお問合せ・相談予約
<受付時間>
平日9:00~18:00
※土日祝日は原則お休みを頂いておりますが、事前にご予約いただければ対応させていただきます。
フォームは24時間受付中です。お気軽にご連絡ください。
〒192-0904
八王子市子安町4丁目12番10号
ミリオニアビル3階
JR八王子駅南口から徒歩4分 駐車場なし
9:00~18:00
土曜・日曜・祝日は原則お休みをいただいておりますが、事前にご予約いただければ対応させていただきます。